我輩も最小限主義者なのです

混沌を極める現代社会と対峙するミニマリズムサラリーマンの冒険の記録

あの日あの時あの場所で

 

私は、東京在住の自称ミニマリストサラリーマンである。

 ※自称:自ら称すること

 

いつの日だったろうか。閑散としたBOOK OFFで薄汚れた「シンプルに生きる(著:ドミニック・ローホー)」を手に取ったとき、私の中のミニマリズムが突如大爆発したのだ。

 

当時は、まだピチピチした大学生だった。きっと皆がそうだったように、あらゆる欲望を押し固めて目一杯濃縮した感じの天下一品的毎日をもがき楽しんでいた。however、読了後は言わずもがな、秩序ある生活と心の自由をこよなく愛する青年が生まれたのであった。

 

これは、社会に揉み揉まれ、酒を求めて東京の夜を闊歩する立派なジャパニーズサラリーマンに舞い戻った男が再びミニマリストを目指す孤高の闘いの記録である。

 

断言するが勝算はない。